2006年 03月 11日
打合せっす |
今日の打合せのメインはガレージ関係。
懸案項目がいくつかあります。
はてさて、どうなりますやら。
当初ガレージにはリフトを設置するつもりでした。
ビルトインガレージは、普通の居室の床を取り除く形で作られますので
ガレージの天井は室内高2400+基礎高さ400で2800mm程度となります。
リフトを設置するには十分ではありませんが、
パンタグラフ式なら、実用には支障はないかなと。
ここで問題になるのがガレージドアです。
なぜガレージの天井高とドアに関係が?
それが、大有りなんです。
ガレージドアにも色々ありますが、わたしはスイングアップ式がベストと考えていました。
その理由は
①ドア自体は大きな板状ですので、物によっては断熱性の確保が容易。
②電動での開閉が可能なタイプがある。
③通常のドアと同様の動線で動くので、気密性の確保が期待できる。
④開けた時に、ドアの室内側への進入が少なく済む。
⑤戸袋、レールが不要。
この⑤レールが問題です。
今主流になりつつあるオーバースライダーを使おうとすると、レールが邪魔になるんです。
このレール、天井に取り付ける物で、基本的には天井から300mm程度出っ張ります。
せっかくの天井高2800mmがレールのせいで300mmも無駄になります。
つまり、リフトの使用は不可能です。
じゃあ、希望通りスイングアップにすれば良いんですけれど
これが商品がほとんど無い!
日本製は壊滅状態なので、輸入物に頼るしかないんですが、いい物がありません。
実は当初から候補の筆頭に上げていたドアがありました。
北欧製で、内部にロックウールが充填してあり、断熱性が良く
デザイン、価格ともにまずまずの品。
当然のように見積もり、仕様書を取り寄せたのはいいのですが
なんと取付仕様書・指示書が無い!
ドア自体の簡単な図面があるのみ!
設計のOさんに言われました
「輸入物というだけで不安なのに、これでは取付に問題が出るのは必至。
保証はできません。取付部の施工に具体的な指示ができないんですから。」
おっしゃる通りです・・・。
どこのとは言えませんが、輸入するなら、指示書ぐらい作れよ!(怒)
てなことで、スイングアップは不可能です。
Oさんとしては当初、ワンオフで作れそうだと考えていただいていたようですが
施主の家に対する諸々の希望を聞く内、コスト的に難しそうと思ったようで
国産の電動シャッターが妥協点と考え、見積もりを取ってくれてました。
三○シャッターで約40万円・・・。
高いなー。
全く好みでないものに40万円は出せません。
こうして必然的に
候補はオーバースライダーに絞られました。
あとは、機能・価格・デザインのバランスが取れたものを探すのみ!
他にも仕様書のことなど、メーカーがしっかりしていることも重要です。
ま、家全体のコストも予算をオーバーしていることですし
止む無しと言えばそれまでですが
ガレージドアのチョイスが致命傷となりまして、
『ガレージリフト設置計画』は儚く消え去りました。
みなさんも、ガレージ天井高とガレージドアには気を付けましょう。
とくにビルトインガレージは、当初から十分以上に高さを確保してくださいませ。
うちはこれ以上は無理です・・・。
そして、もう一点の懸案項目。
それがガレージの断熱です。
かねてから居住スペースだけでなく
ガレージも高気密・高断熱仕様にしたいと伝えてきました。
ところが、ここにきて高断熱化が難しくなりそうな雲行き・・・。
我が家は外張り断熱です。
しかし、基礎部分は内張り断熱なんですよ。
これはこれで訳があってのことなので、全く不満は無いのですが
(基礎をボード系の外張りにしようとすると、シロアリの食害対策が重要かつ困難)
ことガレージに関しては、デメリットでした。
ガレージ部分の床は居室の床を省いた形ですので
壁は床から50cm程度はコンクリートの基礎が現しになっています。
ここに断熱材を内張りにすると、見栄えはもちろん、使い勝手も良くありません。
外壁や屋根はフェノールフォームですが、基礎部分はポリスチレンフォーム50mmです。
コンクリ基礎と内壁のPBはほぼツライチなので、
断熱材を張ってしまうと、50mm出っ張ってしまうんですよ!
断熱材はしっかりした素材ですが、ガレージ内に現しで使うには心もとない・・・。
きっと何かをぶつけまくって、ボロボロになるでしょう。
この対策を色々と検討したのですが、解決策が見つかりません。
ガレージ部分だけは基礎外張り断熱にすることも可能ですが
基礎の途中で段差が出来ることは避けたい・・・。
そのためにはガレージ部分の基礎厚を150→120mmにして、
薄い断熱材を張る・・・。
これではせっかくの堅牢な基礎の仕様が台無し!
断熱塗装はどうかと提案しましたが、
「塗装は断熱というより、遮熱の効果しかない。屋根以外に使っても効果は薄い」
とのこと。
さらに、床の断熱化は絶望的・・・。
お金をいくらでもかけられるのなら、コンクリートを二重構造にして
間に断熱材を挟みこむなんてことも可能なのかもしれませんが
断熱のために、そこまでするのはねー。
外張りの断熱材を基礎底面から100mmほど地中へ伸ばせば
床面へ断熱材を施工したのと同様の性能を確保できるようですが
それも上記の理由で難しい。
しかも、地中へ断熱材が露出するわけですから、シロアリの食害対策は不可能。
シロアリの生態を考えても、断熱材と基礎との間に蟻道をねじ込んでくるに違いありません。
んんー。
どうしようか。
ビルトインガレージの高気密・高断熱化は、この家の目玉のひとつなだけに
簡単には諦められません・・・。
懸案項目がいくつかあります。
はてさて、どうなりますやら。
当初ガレージにはリフトを設置するつもりでした。
ビルトインガレージは、普通の居室の床を取り除く形で作られますので
ガレージの天井は室内高2400+基礎高さ400で2800mm程度となります。
リフトを設置するには十分ではありませんが、
パンタグラフ式なら、実用には支障はないかなと。
ここで問題になるのがガレージドアです。
なぜガレージの天井高とドアに関係が?
それが、大有りなんです。
ガレージドアにも色々ありますが、わたしはスイングアップ式がベストと考えていました。
その理由は
①ドア自体は大きな板状ですので、物によっては断熱性の確保が容易。
②電動での開閉が可能なタイプがある。
③通常のドアと同様の動線で動くので、気密性の確保が期待できる。
④開けた時に、ドアの室内側への進入が少なく済む。
⑤戸袋、レールが不要。
この⑤レールが問題です。
今主流になりつつあるオーバースライダーを使おうとすると、レールが邪魔になるんです。
このレール、天井に取り付ける物で、基本的には天井から300mm程度出っ張ります。
せっかくの天井高2800mmがレールのせいで300mmも無駄になります。
つまり、リフトの使用は不可能です。
じゃあ、希望通りスイングアップにすれば良いんですけれど
これが商品がほとんど無い!
日本製は壊滅状態なので、輸入物に頼るしかないんですが、いい物がありません。
実は当初から候補の筆頭に上げていたドアがありました。
北欧製で、内部にロックウールが充填してあり、断熱性が良く
デザイン、価格ともにまずまずの品。
当然のように見積もり、仕様書を取り寄せたのはいいのですが
なんと取付仕様書・指示書が無い!
ドア自体の簡単な図面があるのみ!
設計のOさんに言われました
「輸入物というだけで不安なのに、これでは取付に問題が出るのは必至。
保証はできません。取付部の施工に具体的な指示ができないんですから。」
おっしゃる通りです・・・。
どこのとは言えませんが、輸入するなら、指示書ぐらい作れよ!(怒)
てなことで、スイングアップは不可能です。
Oさんとしては当初、ワンオフで作れそうだと考えていただいていたようですが
施主の家に対する諸々の希望を聞く内、コスト的に難しそうと思ったようで
国産の電動シャッターが妥協点と考え、見積もりを取ってくれてました。
三○シャッターで約40万円・・・。
高いなー。
全く好みでないものに40万円は出せません。
こうして必然的に
候補はオーバースライダーに絞られました。
あとは、機能・価格・デザインのバランスが取れたものを探すのみ!
他にも仕様書のことなど、メーカーがしっかりしていることも重要です。
ま、家全体のコストも予算をオーバーしていることですし
止む無しと言えばそれまでですが
ガレージドアのチョイスが致命傷となりまして、
『ガレージリフト設置計画』は儚く消え去りました。
みなさんも、ガレージ天井高とガレージドアには気を付けましょう。
とくにビルトインガレージは、当初から十分以上に高さを確保してくださいませ。
うちはこれ以上は無理です・・・。
そして、もう一点の懸案項目。
それがガレージの断熱です。
かねてから居住スペースだけでなく
ガレージも高気密・高断熱仕様にしたいと伝えてきました。
ところが、ここにきて高断熱化が難しくなりそうな雲行き・・・。
我が家は外張り断熱です。
しかし、基礎部分は内張り断熱なんですよ。
これはこれで訳があってのことなので、全く不満は無いのですが
(基礎をボード系の外張りにしようとすると、シロアリの食害対策が重要かつ困難)
ことガレージに関しては、デメリットでした。
ガレージ部分の床は居室の床を省いた形ですので
壁は床から50cm程度はコンクリートの基礎が現しになっています。
ここに断熱材を内張りにすると、見栄えはもちろん、使い勝手も良くありません。
外壁や屋根はフェノールフォームですが、基礎部分はポリスチレンフォーム50mmです。
コンクリ基礎と内壁のPBはほぼツライチなので、
断熱材を張ってしまうと、50mm出っ張ってしまうんですよ!
断熱材はしっかりした素材ですが、ガレージ内に現しで使うには心もとない・・・。
きっと何かをぶつけまくって、ボロボロになるでしょう。
この対策を色々と検討したのですが、解決策が見つかりません。
ガレージ部分だけは基礎外張り断熱にすることも可能ですが
基礎の途中で段差が出来ることは避けたい・・・。
そのためにはガレージ部分の基礎厚を150→120mmにして、
薄い断熱材を張る・・・。
これではせっかくの堅牢な基礎の仕様が台無し!
断熱塗装はどうかと提案しましたが、
「塗装は断熱というより、遮熱の効果しかない。屋根以外に使っても効果は薄い」
とのこと。
さらに、床の断熱化は絶望的・・・。
お金をいくらでもかけられるのなら、コンクリートを二重構造にして
間に断熱材を挟みこむなんてことも可能なのかもしれませんが
断熱のために、そこまでするのはねー。
外張りの断熱材を基礎底面から100mmほど地中へ伸ばせば
床面へ断熱材を施工したのと同様の性能を確保できるようですが
それも上記の理由で難しい。
しかも、地中へ断熱材が露出するわけですから、シロアリの食害対策は不可能。
シロアリの生態を考えても、断熱材と基礎との間に蟻道をねじ込んでくるに違いありません。
んんー。
どうしようか。
ビルトインガレージの高気密・高断熱化は、この家の目玉のひとつなだけに
簡単には諦められません・・・。
by shalogarage
| 2006-03-11 12:00
| ガレージハウス