2006年 06月 27日
ガレージの床 |
みなさんどういう仕様にされてます?
うちはもともと、『基礎の天場=ガレージの床』と考えていました。
ちょうど居住スペースの床を省いた格好です。
わたしとしてはコストも削れるし、実に自然な選択だと思っていたのですが
これが意外に、そう簡単ではないようです・・・。
その理由は
①わたしがモルタル仕上げを拒否していること
当初メーカー側としては、通常の基礎を作った上で、モルタルで水勾配をとる予定でした。
しかしわたしは、クルマのエンジン脱着など、かなりの重整備を想定していますので
通常のモルタル仕上げでは、床の破損の恐れがあるため不可としました。
勾配をとるとなると、ドアに近い方はモルタルの厚みも取れませんし。
割れたモルタルの補修はやっかいですからね。
水勾配は、雨の日に濡れた車をガレージに入れた後には多少意味があるかも知れません。
が、うちのガレージに、もし目標のクルマを納めることができたとすると、
まず雨の日にはほとんど乗らないでしょう。
それに、床には耐油性の塗装を施す予定ですので、もし床が濡れることがあったとしても
床用ワイパーを使えば簡単に水を掃き出すことも可能です。
水は浸み込みませんから。
モルタル仕上げで水勾配付の床は、ピロティー構造の車庫には有効かもしれませんが
うちのガレージには全く意味がないんです。
ガレージの中で洗車することもないでしょうしね。
こういった理由でガレージ床はコンクリの金コテ仕上げを指定しました。
ところが、別の問題が発生です。
ベタ基礎というのは通常2回に分けてコンクリを打つらしいです。
平らな部分と立ち上がり部分との2回。
ところが、わたしの指示通りに施工しようとすると
ア.基礎の平らな部分にコンクリを流す。
イ.ガレージ床の部分を金コテで押さえる。
ウ.立ち上がり部分にコンクリを打つ。
という段取りになり、
②イ.の工程のタイミングが難しいらしいんです。
ア.とウ.の間があまり開いてしまうのは良くないそうなんです。
そんな中にイ.の工程が入ると困難度がアップすると・・・。
限られた時間の中で、うまく平滑に仕上げるのはたしかに難しいでしょうね。
もしかすると、基礎屋さんには頼めない作業なのかもしれません。
仮にできたとしても
③床と立ち上がり部分の境目にコンクリの「ヘタ」のような物がビロビロと出るそうです。
型枠を2回に分けるので、これは想像できます。
『基礎が出来てから、自分でタガネでハツるから問題ないです』と言ったのですが
聞き入れてもらえませんでした。
さらに
④基礎のコンクリートは、ちゃんと養生してもクラックの入る可能性が高い。
居住スペースなら、基礎ができてしばらくの後には家が乗っかり、
日差しもさえぎられるので、急激な乾燥は避けられるため、その恐れは低いが
ガレージの床部分はずっと外に出っ放しなので、急激な乾燥を起こしやすいため
クラックの入る可能性が非常に高い。
また、見えなくなる部分なら、強度に問題のないクラックならOKだが
ガレージの床面にもしクラックが入ってしまうと、よく目立つ。
クレームは避けられない・・・。
というような理由です。
なるほどね。
おっしゃることも、ごもっとも。
確かに、引渡し時にクラックを発見したら、クレームですわな。間違いなく。
とはいっても、それは基礎そのものだから、やり直しや補修も困難。
増し打ちしたら、床面が上がってしまい、アプローチが急になる。
メーカーは何よりクレームを恐れますしね。。。
で、今回設計のOさんが提案したのが
①まず通常の要領で基礎を作る。
この際、ガレージ床面は居住スペースより1段下げておく。
②通常のように家を建てる。
③完成間近にガレージ床面のみ仕上げのコンクリを打つ。
これなら、ガレージ床は、床としての施工が出来るので①~④の問題はクリアできる。
ほー。
さすがOさんです。なんとか解決策を探してくれます。
ハウスメーカーの設計をさせておくのはもったいない人材です。
『床』のコンクリは、それ自体でも十分に強度が出せるよう10cmは確保するそうです。
ちゃんと金属のメッシュも入れて。
基礎と『床』の間に断熱材を挟めば『床も断熱できるな』と思ったんですけど
どうしようかな。
言おうか言うまいか。
外周から1mで十分なんだけどな。
荷重の計算が大変かな。
ま、多分Oさんの案でGOですね。
『床』のコンクリ厚分を深基礎にする必要はありますが・・・。
あ~。アプローチ問題が解決したのに、結局深基礎か。
いくらアップするんだろう。
うちはもともと、『基礎の天場=ガレージの床』と考えていました。
ちょうど居住スペースの床を省いた格好です。
わたしとしてはコストも削れるし、実に自然な選択だと思っていたのですが
これが意外に、そう簡単ではないようです・・・。
その理由は
①わたしがモルタル仕上げを拒否していること
当初メーカー側としては、通常の基礎を作った上で、モルタルで水勾配をとる予定でした。
しかしわたしは、クルマのエンジン脱着など、かなりの重整備を想定していますので
通常のモルタル仕上げでは、床の破損の恐れがあるため不可としました。
勾配をとるとなると、ドアに近い方はモルタルの厚みも取れませんし。
割れたモルタルの補修はやっかいですからね。
水勾配は、雨の日に濡れた車をガレージに入れた後には多少意味があるかも知れません。
が、うちのガレージに、もし目標のクルマを納めることができたとすると、
まず雨の日にはほとんど乗らないでしょう。
それに、床には耐油性の塗装を施す予定ですので、もし床が濡れることがあったとしても
床用ワイパーを使えば簡単に水を掃き出すことも可能です。
水は浸み込みませんから。
モルタル仕上げで水勾配付の床は、ピロティー構造の車庫には有効かもしれませんが
うちのガレージには全く意味がないんです。
ガレージの中で洗車することもないでしょうしね。
こういった理由でガレージ床はコンクリの金コテ仕上げを指定しました。
ところが、別の問題が発生です。
ベタ基礎というのは通常2回に分けてコンクリを打つらしいです。
平らな部分と立ち上がり部分との2回。
ところが、わたしの指示通りに施工しようとすると
ア.基礎の平らな部分にコンクリを流す。
イ.ガレージ床の部分を金コテで押さえる。
ウ.立ち上がり部分にコンクリを打つ。
という段取りになり、
②イ.の工程のタイミングが難しいらしいんです。
ア.とウ.の間があまり開いてしまうのは良くないそうなんです。
そんな中にイ.の工程が入ると困難度がアップすると・・・。
限られた時間の中で、うまく平滑に仕上げるのはたしかに難しいでしょうね。
もしかすると、基礎屋さんには頼めない作業なのかもしれません。
仮にできたとしても
③床と立ち上がり部分の境目にコンクリの「ヘタ」のような物がビロビロと出るそうです。
型枠を2回に分けるので、これは想像できます。
『基礎が出来てから、自分でタガネでハツるから問題ないです』と言ったのですが
聞き入れてもらえませんでした。
さらに
④基礎のコンクリートは、ちゃんと養生してもクラックの入る可能性が高い。
居住スペースなら、基礎ができてしばらくの後には家が乗っかり、
日差しもさえぎられるので、急激な乾燥は避けられるため、その恐れは低いが
ガレージの床部分はずっと外に出っ放しなので、急激な乾燥を起こしやすいため
クラックの入る可能性が非常に高い。
また、見えなくなる部分なら、強度に問題のないクラックならOKだが
ガレージの床面にもしクラックが入ってしまうと、よく目立つ。
クレームは避けられない・・・。
というような理由です。
なるほどね。
おっしゃることも、ごもっとも。
確かに、引渡し時にクラックを発見したら、クレームですわな。間違いなく。
とはいっても、それは基礎そのものだから、やり直しや補修も困難。
増し打ちしたら、床面が上がってしまい、アプローチが急になる。
メーカーは何よりクレームを恐れますしね。。。
で、今回設計のOさんが提案したのが
①まず通常の要領で基礎を作る。
この際、ガレージ床面は居住スペースより1段下げておく。
②通常のように家を建てる。
③完成間近にガレージ床面のみ仕上げのコンクリを打つ。
これなら、ガレージ床は、床としての施工が出来るので①~④の問題はクリアできる。
ほー。
さすがOさんです。なんとか解決策を探してくれます。
ハウスメーカーの設計をさせておくのはもったいない人材です。
『床』のコンクリは、それ自体でも十分に強度が出せるよう10cmは確保するそうです。
ちゃんと金属のメッシュも入れて。
基礎と『床』の間に断熱材を挟めば『床も断熱できるな』と思ったんですけど
どうしようかな。
言おうか言うまいか。
外周から1mで十分なんだけどな。
荷重の計算が大変かな。
ま、多分Oさんの案でGOですね。
『床』のコンクリ厚分を深基礎にする必要はありますが・・・。
あ~。アプローチ問題が解決したのに、結局深基礎か。
いくらアップするんだろう。
by shalogarage
| 2006-06-27 00:26
| ガレージハウス