2006年 08月 17日
基礎打設前のトラブル~立ち上がり編 |
11時ごろ現場へ着き、職人さんたちに挨拶をした後、ささっとチェックしました。
やっぱり・・・。
昨日見つけた問題点は改善されていない。
営業のⅰさんの話のとおり、aさんが来ています。
しかし、わたしの姿を見つけても寄ってもきません。
どういうつもりなんだか・・・。
aさんが問題点に気付いているのかどうかは分かりませんが
職人さんたちは黙々と作業を続けています。
午後1時にはミキサー車が来る予定。
丁度お昼時になり、職人さんたちがご飯を食べようとし始めました。
あーあ。
やっぱりaさんは気付いてないんだな・・・。
(愉快な話ではないので、嫌な気分になりたくない方は続きを読まない事をオススメします。
しかも、かな~り長いです。)
現場へ到着したⅰさんに伝えました。
『なんで現場監督がaさんなのか?
余った人手なんて居ないというのは分かるが、
あれだけ施主に不安を与えた人を、何故また同じ現場に使うのか?
Sホームは客に安心感を与えるつもりは無いのか?』
ⅰさんは面食らった様子でした。
それはそうでしょう。
「aさんも、今度こそはちゃんと仕事をしてくれるはず」 と思ってるでしょうから。
そこで、問題点のひとつを上げた上で、以下のことを伝えました。
『厳密に確認したわけではなく、ざっと型枠の様子を見ただけでも
いくつかの問題点を見つけてしまった。
ちゃんと確認すれば、他にも問題点はあるかもしれない。
しかしこのままでは、1時からコンクリートを流し始めてしまう。
aさんは気付いているのか、いないのかは分からないが、手直しをする気はないようだ。
きっちり検査・確認ができていないことは明らかだ。
施工に不安を感じる基礎なんて要らない。
誰に相談してもらっても構わないから、
現状に対する【Sホームとしての対応】を聞かせてくれ。』
aさんは言葉に詰まってました。
追い詰めてしまうのも本意ではないので、猶予を与えてあげようと
わたしは昼ごはんを食べに行きました。
昼食を食べ終えた頃、ⅰさんから電話がありました。
その内容はかなり苦しいもので
「aもshaloさんが指摘した点は気付いていたようで、
丁度わたし達が話をしていた時に対処していました。」
そんな訳ないでしょー。
それなら、わたしがその場を離れた直後に連絡できたはず。
もう何十分経ったと思ってるんですか?
『ま、ちゃんと対処してくれたのなら、これ以上事を荒立てることなく打設できるな』
そう思って現場へ戻りました。
ところが、やっぱりaさんは期待を裏切りません。
問題の、スペーサーが外されていた部分には
ベース打設に使ったのと同じピンコロが無理やり突っ込んでありました。
はぁ・・・。
スペーサーはプラスチック製なので、無理やり入れようとしても入らなかった訳ね。
こんだけ狭いところに入れたら、曲がってしまいますもんね。
他のもう一点も確認してみました。
設計ではかぶり厚が9cmあるはずのところが3cmしかなかった所です。
うわ!そのまんまやんけ!
試しに、あえてそのことは指摘せずに
Sホームの仕様での最低必要かぶり厚をaさんに尋ねてみました。
「4cmです。」
『???。4cmですか?じゃあここは何cmありますか?
わたしが計ると3cmしか無いように思いますが。』
aさんはメジャーで確認後
「勘違いをしていました。最低必要なかぶり厚は3cmです。」
『・・・はぁ?!』
たった今4cmと言った舌の根も乾かないうちに、今度は3cmですって?
あなたの適当さには、本当に嫌気がさしますよ。
『aさんに4cmだ3cmだと言われても、全く信用できませんので
Sホームの仕様を教えてください。
もし分からないんだったら、今すぐ資料を取り寄せて見せてください。』
「分かりました。早速。」
と言って、どこかに電話で連絡するaさん。
どうやら本社に電話して、営業所にFAXしてもらい、それを誰かに届けてもらう様子。
まぁいい。この件はひとまず保留。
『ところでaさん。鉄筋の辺長は確認したんですか?』
「はい。しました。配筋検査のときに。」
う。。。
この人がまさかここまで間抜けだとは思わなかった。
(↑そのココロは読み進めると分かります。)
『じゃあ、対角の実測の寸法を教えてください。測ってあるのなら、答えられますよね。』
わたしの言葉に凍りつくaさん。
しばしの沈黙の後、メジャーを手に測り始める・・・。
そして、「誤差1mmでOKです。」
『aさん。あなた覚えていないんですか?
配筋検査のときに、わたしが『いつ鉄筋の辺長を確認するんですか』って尋ねたら
「立ち上がり部の打設のときに確認します。」って言ってたんですよ。
あのときは今日測ると言い、今日はあのときに測ったと言う。
そのくせ、実測値を尋ねられると答えられない。
測ってないんでしょ?
事実を答えてください。』
「測ってません。」
・・・はぁ・・・。
どこまで無責任なんだ。この人は。
『じゃあ答えてください。
配筋の辺長や、対角の長さはチェックをする必要は無いんですか?』
「捨てコンに墨を打つときにトランシット(光で距離を測る機械)で測ってあります。
正確に引かれた墨の上に配筋してありますので、正確です。」
『それでは聞きますが、配筋が長すぎたようで、カットされている部分があるんですけど
それがどこかご存知ですか?』
鳩が豆鉄砲をくらったとは、まさにこういう絵でしょうね。
わたしが指摘した箇所がどこなのか、aさんはまったく見当がつかないのです。
『あなたは今回も全く確認・検査をやってないんでしょ?
いったいどういうつもりなんですか?』
aさんは何も言わずに、あっちこっちの長さを測り始めました。
やはりというか、部分的に多少長さが違うところがあったようで
型枠や鉄筋を押したり引いたり
何とか図面の寸法に合わそうとしています。
ひとしきり無駄な足掻きが終わると、aさんはこう言いました。
「すべて確認しました。」
すべて確認したって・・・
鉄筋と型枠を、そんだけバラバラにいじくったら、かぶり厚が変わってしまうだろ!!!
この時点で、aさんが本社に電話してから2時間ほど経過していました。
さすがに遅いなと思い、尋ねてみました。
『さっき本社に依頼した資料はいつ届くんですか?』
aさんは答えようとしない。
『その資料はあるんですか?無いんですか?』
「資料はありましたが、ここには届けてもらいません。」
『???。なぜ?』
「わたしの勘違いでした。Sホームの基準で最低必要なかぶり厚は4cmでした。
しかし、国土交通省の基準では3cmで・・・」
『結構です!わたしが知りたかったのはSホームの基準です!
わたしが家の建築を依頼しているのはSホームだからです。
国交省の基準なんて尋ねていません!
あなたが確認や検査を全くやっていなかったことがハッキリ分かりました。
今から全てを確認し直した上で、今日中にベースの打設を完了してください!
それができないんなら、わたしはこの基礎は要りません!』
この頃に本社から工務部のY部長が到着。
aさんが呼んだのでしょうか。
一応事情を説明しました。
まぁ部長という立場にある方ですから、さすがに対応はそつないものでした。
わたしの怒りも納まりかけたころ、Y部長はこう言いました。
「aは優秀な社員です。多くの知識も持っています。
知識が多すぎたために、勘違いをしてしまったようです。」
・・・はぁ?
知識が多すぎた?
『客の工事の役に立たない知識をいくら持っていたって意味ないでしょ?』
はっきり言ってやりました。
『とにかく、今日中に検査をやり直して、立ち上がりの打設を行ってください。』
「今からではコンクリ屋の手配ができないので、今日は打設はできません。
明日再度きっちり検査を行った後、打設させていただきます。」
『分かりました。しかし、25日の上棟だけは絶対に延期しないでください。』
「それは難しいと思います。」
なんですと?
これだけ施主を不安にさせた上、上棟も延期?!
『それは絶対に認めません。無理の無い日程で確実な施工・検査を行った上で、
25日には上棟してください。』
わたしとしては、25日にこだわる理由は全くありませんでした。
ただ、向こうの都合のいいように遅らせ続けられるのは許せませんでした。
工務店の社長となにやら話をするY部長。
工務店の社長はどこかに電話したりしています。
「あさってに立ち上がりを打設できれば、なんとか行けそうです。」
『それは無理のない工程でですか?基礎の養生期間は十分ですか?』
「大丈夫です。この季節なら3日もあれば基礎は上棟に十分耐える強度に達します。
25日上棟なら6日ありますので、全く問題ありません。
上棟前の付帯工事の日程を若干詰めるだけです。」
付帯工事というのは、建物周辺の配管工事・型枠外し・土台設置・足場組みなどです。
そろそろ日も暮れかける時間になってしまったので、締めくくりにひとつ要望を出しました。
『今後、監督・検査・進行管理などの体制をきっちり検討しなおしてください!
あさってには立ち上がりを打設するというなら、明日には答えをください。
猶予は無しです。』
と、いうような状況で
また延期です!
やっぱり・・・。
昨日見つけた問題点は改善されていない。
営業のⅰさんの話のとおり、aさんが来ています。
しかし、わたしの姿を見つけても寄ってもきません。
どういうつもりなんだか・・・。
aさんが問題点に気付いているのかどうかは分かりませんが
職人さんたちは黙々と作業を続けています。
午後1時にはミキサー車が来る予定。
丁度お昼時になり、職人さんたちがご飯を食べようとし始めました。
あーあ。
やっぱりaさんは気付いてないんだな・・・。
(愉快な話ではないので、嫌な気分になりたくない方は続きを読まない事をオススメします。
しかも、かな~り長いです。)
現場へ到着したⅰさんに伝えました。
『なんで現場監督がaさんなのか?
余った人手なんて居ないというのは分かるが、
あれだけ施主に不安を与えた人を、何故また同じ現場に使うのか?
Sホームは客に安心感を与えるつもりは無いのか?』
ⅰさんは面食らった様子でした。
それはそうでしょう。
「aさんも、今度こそはちゃんと仕事をしてくれるはず」 と思ってるでしょうから。
そこで、問題点のひとつを上げた上で、以下のことを伝えました。
『厳密に確認したわけではなく、ざっと型枠の様子を見ただけでも
いくつかの問題点を見つけてしまった。
ちゃんと確認すれば、他にも問題点はあるかもしれない。
しかしこのままでは、1時からコンクリートを流し始めてしまう。
aさんは気付いているのか、いないのかは分からないが、手直しをする気はないようだ。
きっちり検査・確認ができていないことは明らかだ。
施工に不安を感じる基礎なんて要らない。
誰に相談してもらっても構わないから、
現状に対する【Sホームとしての対応】を聞かせてくれ。』
aさんは言葉に詰まってました。
追い詰めてしまうのも本意ではないので、猶予を与えてあげようと
わたしは昼ごはんを食べに行きました。
昼食を食べ終えた頃、ⅰさんから電話がありました。
その内容はかなり苦しいもので
「aもshaloさんが指摘した点は気付いていたようで、
丁度わたし達が話をしていた時に対処していました。」
そんな訳ないでしょー。
それなら、わたしがその場を離れた直後に連絡できたはず。
もう何十分経ったと思ってるんですか?
『ま、ちゃんと対処してくれたのなら、これ以上事を荒立てることなく打設できるな』
そう思って現場へ戻りました。
ところが、やっぱりaさんは期待を裏切りません。
問題の、スペーサーが外されていた部分には
ベース打設に使ったのと同じピンコロが無理やり突っ込んでありました。
はぁ・・・。
スペーサーはプラスチック製なので、無理やり入れようとしても入らなかった訳ね。
こんだけ狭いところに入れたら、曲がってしまいますもんね。
他のもう一点も確認してみました。
設計ではかぶり厚が9cmあるはずのところが3cmしかなかった所です。
うわ!そのまんまやんけ!
試しに、あえてそのことは指摘せずに
Sホームの仕様での最低必要かぶり厚をaさんに尋ねてみました。
「4cmです。」
『???。4cmですか?じゃあここは何cmありますか?
わたしが計ると3cmしか無いように思いますが。』
aさんはメジャーで確認後
「勘違いをしていました。最低必要なかぶり厚は3cmです。」
『・・・はぁ?!』
たった今4cmと言った舌の根も乾かないうちに、今度は3cmですって?
あなたの適当さには、本当に嫌気がさしますよ。
『aさんに4cmだ3cmだと言われても、全く信用できませんので
Sホームの仕様を教えてください。
もし分からないんだったら、今すぐ資料を取り寄せて見せてください。』
「分かりました。早速。」
と言って、どこかに電話で連絡するaさん。
どうやら本社に電話して、営業所にFAXしてもらい、それを誰かに届けてもらう様子。
まぁいい。この件はひとまず保留。
『ところでaさん。鉄筋の辺長は確認したんですか?』
「はい。しました。配筋検査のときに。」
う。。。
この人がまさかここまで間抜けだとは思わなかった。
(↑そのココロは読み進めると分かります。)
『じゃあ、対角の実測の寸法を教えてください。測ってあるのなら、答えられますよね。』
わたしの言葉に凍りつくaさん。
しばしの沈黙の後、メジャーを手に測り始める・・・。
そして、「誤差1mmでOKです。」
『aさん。あなた覚えていないんですか?
配筋検査のときに、わたしが『いつ鉄筋の辺長を確認するんですか』って尋ねたら
「立ち上がり部の打設のときに確認します。」って言ってたんですよ。
あのときは今日測ると言い、今日はあのときに測ったと言う。
そのくせ、実測値を尋ねられると答えられない。
測ってないんでしょ?
事実を答えてください。』
「測ってません。」
・・・はぁ・・・。
どこまで無責任なんだ。この人は。
『じゃあ答えてください。
配筋の辺長や、対角の長さはチェックをする必要は無いんですか?』
「捨てコンに墨を打つときにトランシット(光で距離を測る機械)で測ってあります。
正確に引かれた墨の上に配筋してありますので、正確です。」
『それでは聞きますが、配筋が長すぎたようで、カットされている部分があるんですけど
それがどこかご存知ですか?』
鳩が豆鉄砲をくらったとは、まさにこういう絵でしょうね。
わたしが指摘した箇所がどこなのか、aさんはまったく見当がつかないのです。
『あなたは今回も全く確認・検査をやってないんでしょ?
いったいどういうつもりなんですか?』
aさんは何も言わずに、あっちこっちの長さを測り始めました。
やはりというか、部分的に多少長さが違うところがあったようで
型枠や鉄筋を押したり引いたり
何とか図面の寸法に合わそうとしています。
ひとしきり無駄な足掻きが終わると、aさんはこう言いました。
「すべて確認しました。」
すべて確認したって・・・
鉄筋と型枠を、そんだけバラバラにいじくったら、かぶり厚が変わってしまうだろ!!!
この時点で、aさんが本社に電話してから2時間ほど経過していました。
さすがに遅いなと思い、尋ねてみました。
『さっき本社に依頼した資料はいつ届くんですか?』
aさんは答えようとしない。
『その資料はあるんですか?無いんですか?』
「資料はありましたが、ここには届けてもらいません。」
『???。なぜ?』
「わたしの勘違いでした。Sホームの基準で最低必要なかぶり厚は4cmでした。
しかし、国土交通省の基準では3cmで・・・」
『結構です!わたしが知りたかったのはSホームの基準です!
わたしが家の建築を依頼しているのはSホームだからです。
国交省の基準なんて尋ねていません!
あなたが確認や検査を全くやっていなかったことがハッキリ分かりました。
今から全てを確認し直した上で、今日中にベースの打設を完了してください!
それができないんなら、わたしはこの基礎は要りません!』
この頃に本社から工務部のY部長が到着。
aさんが呼んだのでしょうか。
一応事情を説明しました。
まぁ部長という立場にある方ですから、さすがに対応はそつないものでした。
わたしの怒りも納まりかけたころ、Y部長はこう言いました。
「aは優秀な社員です。多くの知識も持っています。
知識が多すぎたために、勘違いをしてしまったようです。」
・・・はぁ?
知識が多すぎた?
『客の工事の役に立たない知識をいくら持っていたって意味ないでしょ?』
はっきり言ってやりました。
『とにかく、今日中に検査をやり直して、立ち上がりの打設を行ってください。』
「今からではコンクリ屋の手配ができないので、今日は打設はできません。
明日再度きっちり検査を行った後、打設させていただきます。」
『分かりました。しかし、25日の上棟だけは絶対に延期しないでください。』
「それは難しいと思います。」
なんですと?
これだけ施主を不安にさせた上、上棟も延期?!
『それは絶対に認めません。無理の無い日程で確実な施工・検査を行った上で、
25日には上棟してください。』
わたしとしては、25日にこだわる理由は全くありませんでした。
ただ、向こうの都合のいいように遅らせ続けられるのは許せませんでした。
工務店の社長となにやら話をするY部長。
工務店の社長はどこかに電話したりしています。
「あさってに立ち上がりを打設できれば、なんとか行けそうです。」
『それは無理のない工程でですか?基礎の養生期間は十分ですか?』
「大丈夫です。この季節なら3日もあれば基礎は上棟に十分耐える強度に達します。
25日上棟なら6日ありますので、全く問題ありません。
上棟前の付帯工事の日程を若干詰めるだけです。」
付帯工事というのは、建物周辺の配管工事・型枠外し・土台設置・足場組みなどです。
そろそろ日も暮れかける時間になってしまったので、締めくくりにひとつ要望を出しました。
『今後、監督・検査・進行管理などの体制をきっちり検討しなおしてください!
あさってには立ち上がりを打設するというなら、明日には答えをください。
猶予は無しです。』
と、いうような状況で
また延期です!
by shalogarage
| 2006-08-17 23:05
| ガレージハウス